NFTは誰でも作成でき、マーケットプレイスを利用すれば簡単に出品できます。
最近では、さまざまなメディアがマーケティングを利用しながらNFTを販売し収益化しています。
今回の記事では、NFTマーケティングの重要性や導入事例を解説していきます。
この記事を読めば、NFTマーケティングの具体的な手法がわかり、NFTを戦略的に出品できるようになるでしょう。
ぜひ、最後まで読み進めてみてください。
NFTマーケティングが必要な理由とは
NFTマーケティングが必要な理由は、NFTを作成してマーケットプレイスに出品していても戦略がなければ売れないからです。
マーケティングを利用していなくてもNFTが売れるのは、有名アーティストや芸能人など限られた人達だけでしょう。
多くの場合はマーケティングを利用していくことが大切です。
例えば、NFT出品者はなぜ、そのNFTを出品したのか。どのような人に届けたいのか明確にし、ターゲットを絞る必要があります。
さらに、出品者がNFTを作成している理由をストーリー形式で表現すると、共感する人が現れ、あなたのファンになり購入者が現れます。
例えば、子供のときからネコが好きだとしましょう。しかしネコを飼いたくても、ネコアレルギーがあるため飼えず断念せざるを得ませんでした。
しかし代わりに飼ってみたかったネコの絵を描き、「このようなネコと過ごしてみたかった」などオリジナルストーリーがあると強くなります。
「NFTは儲かるらしいから出品しよう」ではなく、マーケティングを利用し、出品者のNFT作成の理由を表してみましょう。
NFTマーケティングを活用している企業や個人
NFTマーケティングは企業も取り入れています。
例えば、ファーストフード店のマクドナルドは、ハンバーガーのデジタルアートを販売し話題になりました。NFTはコミュニティができやすく、企業が取り入れると認知度も向上し、集客にもつながりやすくなります。
他にも音楽家の「坂本龍一」さんは、”Merry Christmas Mr. Lawrence”の楽譜をNFTマーケットプレイス「Adam by GMO」に出品しており10万円の値段がついています。
また、スポーツ選手のトレーディングカードもNFT化されており話題です。
例えば、プロボクサーの「井上尚弥」選手は、試合中の写真をNFT化して出品しています。
NFTの良いところは、出品者の作品を購入すると、出品者に対し手数料(ロイヤリティーといいます)が入り続けたり、限定アイテムをもらえたりするところです。
有名企業や音楽家、さらにスポーツ選手はNFTマーケティングを使い、根強いファンを増やしています。
NFTマーケティングの事例
ここでNFTマーケティングを取り入れている企業や、個人の事例を4つ見ていきましょう。
1.東村アキコさん(マンガ家)
出典:Adam by GMO
東村アキコさんは、日本の有名な漫画家として知られています。
代表作は「海月姫」や「東京タラレバ娘」などです。
NFTを出品することで、認知度が向上し、コミュニティにも入れるためファンは増えていきます。個人でNFTマーケティングを利用し、さらに収益アップにつながる良い事例です。
2.Coincheck
出典:Coincheck NFT(β版)
暗号資産取引所を運営しているCoincheckは、NFTマーケットプレイス「CoincheckNFT(β版)」を提供しています。まだβ版なのでテスト段階ではありますが、暗号資産取引所がNFTプロジェクトを実施するのは珍しいといえます。
CoincheckNFTは、ゲームのアイテムやデジタルアートを出品しているので、興味のある方は見てみると良いでしょう。
3.Nudge(ナッジ)
出典:Nudge
次世代型クレジットカードを提供する「Nudge」は2022年5月にクレジットカード利用で、アスリートのNFTがもらえるキャンペーンを実施しました。
利用金額により、有名アスリート選手の直筆サインや限定写真を獲得できます。
ナッジのカードを利用すると、支払額の一部が選手や提携会社に還元されるようになっているので注目されました。
4.フォーブス(Forbes)
アメリカの経済誌を発行しているフォーブス(Forbes)は、インターネットに掲載されている記事を読むときに、広告を表示させない機能を付けた会員権をNFT化して販売しています。
会員権のNFT化は今後、メディアやさまざまな分野で活用されていくでしょう。
まとめ|NFTを出品するならマーケティングを学ぼう
NFTを出品して販売するには、マーケティングが欠かせません。
今回解説したように、マーケティングには「ストーリー性」が非常に重要です。
企業や個人でさまざまな取り組みをしているので、今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。