みなさん、こんにちは。NFTStudio24ポッドキャストシリーズでは、Web3の市場動向やブロックチェーンなどの新しい技術について、世界各国の専門家にインタビューしています。NFTStudio24はWeb3、メタバース、ブロックチェーンの分野で国や言語の壁を取り払い、コミュニケーションを目的とした日本初の分散型メディアプラットフォームです。分散化を取り入れることで、より透明性が高く、包括的でユーザー中心のメディアエコシステムを作ることを目指します。本日のエピソードでは国内外で話題の渡辺創太さんをお迎えしました。

渡辺さんはアスターネットワークの創業者でありCEOです。以前はプラズムとして知られており、ポルカドットブロックチェーン上のマルチチェーンスマートコントラクトハブで知られています。東京大学でブロックチェーンの研究をしていた経歴を持ち、内閣官房のTrusted Web推進協議会、日本ブロックチェーン協会の理事を務めるなど、その活躍は目覚ましいです。渡辺創太氏の努力が実り、2022年にForbes 30 Under 30 Asiaにも選ばれました。現在はアスターネットワークを通じて、Web3のエキサイティングな領域へ、人々を導く最前線にいらっしゃいます。渡辺さん、この度はインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。

NFTStudio24
Host
ありがとうございます。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
本日はよろしくお願いします。

NFTStudio24
Host
ありがとうございます。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
はい、それではたくさん質問をご用意させていただきましたので、一つ目からうかがいたいと思います。

NFTStudio24
Host
最初の質問です。視聴者の皆さんに紹介したいのですが、アスターネットワークとは何か、そして世界にある既存のブロックチェーンネットワークとどのような違いがあるかを教えていただけますか?

NFTStudio24
Host
そうですね。アスターネットワークは日本初のパブリックブロックチェーンで、ブロックチェーンとしてプラットフォームを作りたいな、と思っています。我々アスターネットワークの上にNFTとか、DeFiだとか、いろんなさまざまなユースケースを乗っけることができます。ブロックチェーンて、今、乱立していて、そのブロックチェーン同士が繋がっていないという問題があるので、Interoperability、総合運用性ですね、その問題にアプローチをしているブロックチェーンの一つです。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
はい、視聴者のみなさま、そういうことだそうです。では、二つ目の質問です。Web3は日本で急成長している産業ですが、Web3を理解することが難しいと感じる人が多いようです。この大きなハードルを乗り越えるために、どのような連携をしていくべきなのでしょうか?

NFTStudio24
Host
そうですね、ブロックチェーンて、やっぱり、おっしゃって頂いたように難しいと思うんですよ。ただ、その難しさをユーザー側はそんなに意識する必要がないくらい、ユーザビリティを高めるっていうのが需要なことで、たとえばインターネットの裏側にもHTMLプロトコルとか、HTTPプロトコルとか、色んなプロトコルがありますけども、ユーザー側はそんな気にしないわけですよね。どう動いているかすらわからない。ただ、ブロックチェーン側で、いまどのブロックチェーンを使っている、ビットコイン使っているとか、イーサリアム使っているとか、アスター使っているとか、そういうのを意識しないと使えないので、ユーザびり側のイノベーションが必要だっていう風には思います。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
なるほど、ユーザー側としてはそんなに考え込まなくても、もうちょっと気楽に考えてもいいっていう…

NFTStudio24
Host

はい、気楽に。そこは、もう2,3年で、いろんな人たちが世界中で取り組んでいるので、我々を含めて。こうご期待ください!という感じです。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
はい。ぜひ、私も難しいと思ってしまうほうなので、この2,3年に期待したいなと思います。ありがとうございます。それでは、続いての質問です。開発者コミュニティ、とくにNFTStudio24のエコシステムは、新しいブロックチェーンネットワークを発見することに非常に興味を持っています。アスターはこのスペースでプロジェクトで開発しているビルダーをどのように促進したいとお考えですか?

NFTStudio24
Host
えっと、何個があるんですけども、一つ目はBuild to Learnというコンセプトを我々もっていまして、ブロックチェーン上、他のブロックチェーン上で開発すると、基本的に開発者がコストを図って、スマートコントラクトを作ったりしなくてちゃいけない。たとえば、インフラストラクチャーを動かすだけでも、クラウド、AWSとか、Azureとかのランニングコストがかかるんですね。で、我々は、そのエコシステムの貢献度に応じて、報酬の一部をアロケーションするという、ベーシックインカムを配布するというような実装をすでに行っているので、アスターの上で開発をすることによって、トークンが貰えるような準備をしています。まあ、そういうインセンティブ設計によって、ビルダーの参加というものを促したいなと思っています。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO

はい。インセンティブ設計。なるほどです。ありがとうございます。

NFTStudio24
Host
あと、やっぱりアプリケーションとして面白いものが作れるかどうかっていうのが肝だと思っていて、まあ、たとえばプレイステーション5とかもありますけど、僕、結構好きでやっているんですけど、プレイステーションの機体だけ出しても意味がないんですよね。その上えのソフト、ゲームが面白いからみんなプレイステーション5を買うわけで、ブロックチェーンも一緒で、やっぱり上側がアプリケーションが面白いだとか、こう、イノベーティングであるとか、そういうのが今後はより重要になってくるなっていうのは思っています。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
はい、ありがとうございます。では、続いての質問です。現在Web3空間には、一般の人が日常生活を便利にするようなユースケースが欠けています。スマートコントラクトのさまざまな可能性について、カンファレンスでも多くの議論がなされていますが、異論的なものから実用的なものにするにはどうすればいいのでしょうか?

NFTStudio24
Host
それは難しい質問ですね。そうですね、とくにやっぱりウオレット側のイノベーションが必要で、たとえば、秘密鍵をもっていないと、Dappsとかにアクセスして、自分のユーザー資産が使えないとか、いう形になると、結構、じゃあ、なくしちゃったらどうなるかとか、あと、署名?何か、ブロックチェーンとインタラクションをするときに、署名を手元のデバイスでやらくちゃいけないみたいになると、毎回毎回ポチポチしなくちゃいけなくて、大変だったりとか、ユーザーからすると、ちょっと怖かったりとかするので、やっぱり、UXですよね。UXの改善ていうものは必要だと考えています。で、あと、今の問題点の一つはWeb3の子システムの中で生み出された価値をぐるぐると回しているだけになりつつあるので、リアルアセット、不動産だとか、株だとか、そういったものをよりWeb3側に持ってくるっていうのが、エコシステムを広げる上で、重要だという風に思います。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
はい、それが実用的に必要につながるということですね。はい、ありがとうございます。続いて5つ目の質問です。メディアプラットフォームにとって、スマートコントラクトは読者やジャーナリストの新しい可能性を開く貴重な技術になりえると思います。NFTStudio24は現在、プレスリリースを通じたデジタルオーナーシップの概念を模索しています。このようなスペースでアスターのようなブロックチェーンネットワークはどのように登場するのでしょうか?

NFTStudio24
Host
これも難しい質問ですね。まあ、アスター自体は、すごい汎用的なプラットフォームなので、基本的に作りたいと思ったアイデアに対して、たぶん何でも作れるんじゃないかなと、スマートコントラクトに関しては作れんじゃないかなと思っています。やっぱり、デジタルオーナーシップとかで、今いいなあと思ってたりするのは、NFTを用いた実証実験だったりとか、SBTを用いた、譲渡不可のNFTを用いたりとかだと思うので、NFTStudio24さんのほうでも、ユーザーが実はページを見てたりとか、書いてたりとかするなんだけど、実は裏側でNFTという概念を使ってます、みたいなWeb2ライクなエクスペリエンスを提供しつつ、その裏側は実はWeb3で動いて、それによってなんか免疫があるみたいな形にすればいいんじゃないかな?と言う風に思います。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
なるほどです。ありがとうございます。続いてお伺いします。インタビューで日本経済のさらなる縮小を防ぐために、日本が画期的なWeb3企業を生み出す必要があると話していましたが、アスターは日本と世界の文化や言語の壁をどのように解決することを目指しているのでしょうか?

NFTStudio24
Host
そうですね。日本経済てデカい話なので、僕ら一社で頑張ったところでそんなに変わる話ではないと、まず思っています。別にWeb3でなくてもいいと思うんですよね、量子コンピューターでもAIでもいいんじゃないですか。ただ、なんでしょう、グローバルで通用する会社の日本人の数が増えることが重要だと思っていて、我々もまだ道半ばなので、グローバルでまったく勝ってると思っていないんですけども、そうですね、やっぱり日本でいうと、こうトヨタさんとかソニーさんとか、NTTさんとかがいて、そっから50年、60年、こう次のソニー、次のトヨタみたいな会社が出てきてないじゃないですか。なんか、それを今生み出していくっていうのが、スタートアップエコシステムに求められていると思いますし、それを通して、私にもできるかもしれないみたいな、若い人たちがどんどん続いてくれれば、日本の経済にとって、少なからずポジティブなんじゃないかな?という風に思っています。世界と日本の文化ですけども、Web3においては、我々も22か国のメンバーがいますけども、やっぱり会社としてのカルチャーをどう作るか?っていうのが、重要だと思いますね。もちろんバックグランドとか、考え方とか年齢とか、性別とか全部違うんで、その中で会社としての普遍的な価値がどこにあるのか?と、何をもって、こう評価されるのかっていうのを明確にするっていうのが大事だと思います。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
はい。ありがとうございます。グローバルな会社に関しては、ぜひ、渡辺さん、これから続く若い方を引っ張って、ぜひそんな会社を生み出していただきたいと思います。期待しています。では、続いてお伺いします。国際社会では日本での展開はルールや規制が厳しくて、難しいという誤解があるようですが、日本のWeb3市場に参入しようとしているスタートアップに一言お願いします。

NFTStudio24
Host
そうですね。日本のルールとか規制は、正直、厳しすぎる部分はやっぱりありますし、日本独特の歴史があるので、海外と比べて違うところは大いにあるんじゃないかなという風に思います。あんまり、夢がある話じゃないんで恐縮なんですけども、海外のプロジェクトを日本でやりたいという人たちが結構増えているんですよね。今、アメリカがあんまりいけてる状態じゃないこともあって、日本とかアジアに注目する人たちが増えています。で、その時に、一つ思うのは、ローカルで日本がしゃべれるスポークスマンになってくれる人が日本にいた方いいっていうのは、すごい思いますね。はい、それがアドバイスですかね。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO

なるほど、やはり日本て文化的に独特だったりするので、それがわかる方がいらっしゃる方がいいということですよね。はい、ありがとうございます。質問も残り少なくなってまいりました。うかがってまいります。積極的に情報に基づいた日本の規制やアプローチは、日本におけるブロックチェーン産業の全体的な発展にどのように貢献していると思いますか?

NFTStudio24
Host
そうですね。やっぱり去年、政府がWeb3を国家政策に置いたことによって、流れが大きく変わったんじゃないかなっていう風には思っていて、日本を見た時に、実はなんかそんなに今後50年とか考えた時に、はれる領域って多くないと思っていて、Web3とかはコンテンツ力であったりとか、お金がかからなかったりだとか、他の業界と比べて、あと、特段、めちゃくちゃ反対してる人とか少なかったりだとか、色んな土壌が揃っているんですね。たとえば、いきなり明日全部EVにシフトしますみたいな、政府が出すと車業界が大変なことになったりするじゃないですか、じゃあ、Web3国策にしますって言ったところで、めちゃくちゃ反対する人たちがいないっていう、どの業界もエンパワーするんで。そう考えた時に、今規制とか、政府の方針が前向きに出ていることは非常にいいんじゃないかなという風には思っていますと。ただ、日本の規制型アプローチっていうのは、どちらかというと、何ですかね、あの、やる前に、何かトライアルをする前に、ガチって決まっちゃうんで、アメリカ側はまずやらせてみて、それで決める感じなんですけど、日本は私は先にガチってルールがないと、みんな走れないような感じなので、一部強すぎる規制とかに関しては、害悪がある部分はすごくあるんじゃないかな?っていう風には思っているんですが、一種逆に、うまくルールが決まっている部分、ステーブルコインとかそういった部分に関しては、ルールが決まっているがゆえに、日本のプレイヤーが走れてるってっ部分があると思いますね。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
じゃあ、いいところもあれば、悪いところもあるということですよね。はい、ありがとうございます。それでは、もう最後の質問になります。Web3分野の新規参入を目指す開発者、構築者、コンテンツ製作者に向けてどのようなメッセージを伝えたいですか?

NFTStudio24
Host
そうですね、まだまだあーりフェーズなので、やってみるっていうのがすごい重要なんじゃないかなっていう風に思います。これは、あの自分にも言うことなんですけども、やっぱ、やってみてということなのか、それとも雰囲気に流されているってことなのか、全然やっぱ違うので、手触り感を持ったWeb3っていうのが必要だし、その手触り感を持ってるエンジニアだったりとか、デザイナーだったりとか、そういう人たちの価値っていうのは、今後、どんどん増えてくるだろうなっていうふうには思っております。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
はい。じゃあ、もうとにもかくにも怖がらずにやってみる。だそうです。ありがとうございます。渡辺さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました。

NFTStudio24
Host
はい。ありがとうございました。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO
質問は以上となります。そして、ご視聴いただきました視聴者の皆様も、ありがとうございました。ぜひ、チャンネル登録、また「いいね」やコメントもお待ちしております。本日は本当にありがとうございました。

NFTStudio24
Host
ありがとうございました。

Sota Watanabe
Astar Network - CEO