アラメダのポートフォリオから、54億円相当の異常な投資先が判明

編集部
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jp Alamedas Portfolio shows unusual investments worth 5.4 billion

アラメダ・リサーチ(Alameda Research)の投資ポートフォリオから、同社の長年にわたる財政的冒険の衝撃的な詳細が明らかになった。最近の「フィナンシャル・タイムズ(FT)」の報道によると、サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried、通称・SBF)氏が率いるこのヘッジファンドは、500を超える異常な非流動的投資に約54億ドルを費やしていたことが明らかになった。

Financial Times
Source: Financial Times

アラメダは、CEOキャロライン・エリソン(Caroline Ellison)氏のリーダーシップのもと、化粧水コピーブランドの株を買ったり、中国のメディア企業に投資するなど、誰もが思い描くような夢のヘッジファンドではなかったようだ。

FTXの破綻後、エリソン、SBF氏らFTXの幹部が立ち退き、空になったペントハウス。債権者たちは彼らの責任を追及しようと追いかけている。

現在、Web3社の投資ポートフォリオが、同社の代表者たちが過去数週間にわたって隠そうとしたり、知らないふりをしたりしてきたことのすべて暴露している。

FTによると、同社はさまざまな企業に積極的に参画していたようだ。 アイビー・ナタル(Ivy Natal)という不妊治療企業に150万ドル、減量薬開発企業のイクエイター・セラピューティクス(Equator Therapeutics)に50万ドル、エブミー社(Evme Inc)に150万ドル、コス・セラピューティクス(Kos Therapeutics)に180万ドル、などなど、枚挙にいとまがないと言えるほど投資を行っている。

表計算ソフトのデータによると、アラメダは上に挙げた企業たちとともに、ビデオゲームとDeFiの新興企業に資金の大半を費やしていた。同社は、SBFとFTXの幹部に代わって投資を行っていたようだが、バンクマン氏は、ヘッジファンドの財務的な冒険から積極的に利益を得ていたにもかかわらず、関与したことを否定している。

当初、アラメダは自己資金で投資を行っていたが、5月に市場崩壊が起きた後、FTXは、これらの投資にユーザーの資金を使う方向にシフトしていった。 SBF氏は、多くのインタビューで、なぜ顧客の資金を流出させることになるこの巨大な財政的抜け穴に気づかなかったのかと問われると、は口ごもり、「その質問には答える自信がない」と返答している。

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